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追悼Warren Clarke - ダルジール警視シリーズ 第4話 「秘められた感情」: Ruling Passion (1997) - Dalziel and Pascoe Series 02 Episode 01, based on the novel by Reginald Hill, starring Warren Clarke

 明けましてから大分経ちますがおめでとうございます。

 相変わらずアクセス解析(?)というのをしないので(やり方がよく分からないので)、訪問者数を示すカウンターの数字が増えていても、果たして特定少数の方がいつもいらしているのか、不特定多数の人が全くの偶然で迷い込んで来るのか、こちらではさっぱり把握できておりませんが、こんなどうしようもないブログをご訪問いただきありがとうございます。

 明日にも突然終わったり閉じたりすることもないとは言えませんが、今年も取り敢えず続いている限りはこのブログを宜しくお願い致します。

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 と、誰に向かって言っているのか自分でもよく分からない、本人としては限りなく独り言のような感じの挨拶はこれくらいにして、

 昨年の記事は、年末に特にまとめるでもなく中途半端にReginald Hill(レジナルド・ヒル)原作のRuling Passion(邦題「秘められた感情」)をレビューしたところで仕事その他で忙しくなってブログ更新まで手が回らずに終わってしまった。このブログを今までに何回か訪問された人で勘の良い方であれば、何故あの時期にReginald Hillの作品のレビューをしようとしたのかピンと来ていたかも。

 という訳で、今日の記事はWarren Clarkeの追悼特集。Warren Clarkeの訃報を伝える記事はコチラ

 Warren Clarkeくらいになると、イギリス人俳優とは言え日本でもそこそこ名前を知られているだろうか。

 一番有名なのは、恐らく今日紹介するDalziel & PascoeシリーズのDalziel(ダルジール)警視役だろうが、ミステリを始めとするイギリスのドラマ作品を見ない人でも、映画ファンであればAnthony Burgess(アンソニー・バージェス)原作でStanley Kubrick(スタンリー・キューブリック)が監督した映画A Clockwork Orange(邦題「時計じかけのオレンジ」)はご存じの方も多いはず。

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A Clockwork Orangeより


Clockwork Orange 01
(左からDim役のWarren ClarkeとAlex役のMalcolm McDowell)



Clockwork Orange 02



Clockwork Orange 04

 私が生まれる前の1971年に公開された、もう40年以上前の映画。当たり前だが、こうして見るとやはりWarren Clarkeもかなり若かった!!

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 それ以外の出演作としては、ダルジール警視シリーズ以外のミステリ作品でも、Midsomer Murders、Inspector George Gently、Lewis、Agatha Christie's Marpleといった作品につい最近までゲスト出演していた。


 その他にもBleak House、The Debt、In the Red、Sleepers、Blackadderといった作品への出演で楽しませてくれた。

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Black Adder the Third: Season 1 Episode 5 Amy and Amiabilityより


Blackadder Amy and Amiability 00
(左からEdmund Blackadder, butler to the Prince役のMr. Rowan Atkinson、Amy Hardwood, the elusive Shadow役のMiss Miranda RichardsonとMr. Hardwood, her father役のMr. Warren Clarke)

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Blackadder: The Cavalier Yearsより


Blackadder The Cavalier Years 00
(左からOliver Cromwell役のWarren ClarkeとKing Charles I役のStephen Fry)



Blackadder The Cavalier Years 01
(左からBaldrick役のTony Robinson、Sir Edmund Blackadder役のRowan AtkinsonとOliver Cromwell役のWarren Clarke)

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Sleepersより


Sleepers 01
(左からAlbert Robinson役のWarren Clarke、Jeremy Coward役のNigel HaversとAndrei Zorin役のMichael Gough)

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The Debtより


The Debt 00
(左からTerry Ross役のMartin FreemanとGeoff Dresner役のWarren Clarke)

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 Warren Clarkeの追悼特集として今日紹介するのは、先日紹介したReginald Hill(レジナルド・ヒル)原作のRuling Passion(邦題「秘められた感情」)のテレビドラマ化作品。

 下に添付したのはDVDのカバー表紙ではなくオーディオブックのカバーらしい。私は持っていないので、アマゾンのサイトから借用。


Ruling Passion Cassette
(左からEllie Pascoe役のSusannah CorbettとDetective Sergeant Peter Pascoe役のColin Buchanan)


 この作品も以前にレビューしたこのシリーズの第一話、第二話同様に、基本的には原作にそこそこ忠実。あれだけの原作の内容をよくもこの時間内でうまくまとめたものだと思う。ただ、どうしても限界はあったのだろう、人物の描き方が表層上のものにとどまっており、原作と比較するとどうしてもやや軽さ、浅さを感じてしまう。また、相対的にそれほど重要とは思われなかったのだろう、原作にある幾つかの場面(Pascoeが単独で友人宅を捜索している際に襲撃されるシーン等)がカットされたり他のシーンと一緒にまとめられたりしている。さらに、この作品は冒頭でいきなりPascoeの友人3人が自宅でクレー射撃(?)のようなものをやっているシーンでスタートするが、これは原作にはない。まぁ、そのおかげもあって、犯行に使われた銃(兇器)がどこから来たのかという議論に触れることなく作品が進められた訳であるが。全体的に第一話、第二話と比較すると、やや原作への忠実度で劣るか。

 また、これも第一話、第二話の流れを汲んでいるので仕方のない面もあるが、PascoeのEllie Soperとの関係が原作でのそれよりもずっと進んでおり、この作品では二人は既に結婚しており、Ellie(当然Ellie SoperからEllie Pascoeになっている)は妊娠している設定。

 このシリーズでは既にすっかりお馴染みの顔になっているDetective Sergeant Edgar Wieldというキャラも原作には登場しない。

 この作品中でPascoeはSergeantからInspectorへ昇格。これは原作通り。

 この作品はYoutubeでも視聴することができる。幾つか上がっているが、共有できるものを選択。一応以下に埋め込み。





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DP Ruling Passion 02
(左からAngus Pelman役のDavyd HarriesとMarianne Culpepper役のMeg Davies)

 女優さんは嫌いではないが、Marianne Culpepper役にはもう少し見た目が綺麗and/or派手な人の方が設定上あっていたと思うんだが。

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DP Ruling Passion 06
(左からDet. Sgt. Peter Pascoe役のColin Buchanan、Anton Davenant役のPatrick RyecartとSuperintendent Derek Backhouse役のPeter Blythe)

 Backhouseは原作と比較するとそれほど特徴もなく単に有能な警視という感じで、それほど曲者ではない印象。やはりあまり複雑な人物描写にまでは至らなかったか。それもあってか、PascoeのDalziel指揮下ではないいつもとは違う部署での仕事も、原作と比べるとアウェイの感じがそれほど出ておらず、やや緊張感に欠けるか。

 Anton Davenantも役者は適役だったと思うが、原作と比較すると描写が表層的なままで終わってしまった印象で、ちょっと勿体なかったかも。

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DP Ruling Passion 07
(左からHartley Culpepper役のMichael PenningtonとDet. Sgt. Peter Pascoe役のColin Buchanan)

 Hartley Culpepperについての感想は上に同じ。掘り下げ方が不充分だったような印象だが、適役だったと思うし、BackhouseやAnton Davenant、Angus Pelmanよりはまだマシだったか。原作通りパブのオーナーのSam DixonやMajor Palfreyも登場するのだが、こちらは更に酷く、いずれも容疑者にすらならない程度にしか触れることが出来ていなかった。

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DP Ruling Passion 03
(左からEdgar Sturgeon役のMichael StaintonとDet. Sgt. Peter Pascoe役のColin Buchanan)

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DP Ruling Passion 00
(左からDetective Sergeant Peter Pascoe役のColin BuchananとDetective Superintendent Andy Dalziel役のWarren Clarke)

 原作通り、左手で掻いてますな。やっぱりDalzielはこうでないと。

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Det. Sgt. Edgar Wield: Want to know why the micturater micturated in the kettle?

DP Ruling Passion 01
(Det. Supt. Andy Dalziel役のWarren Clarke)

Det. Sgt. Edgar Wield: Forensic checked that kettle. Our lad suffers from diabetes which causes frequent urination.
Det. Supt. Andy Dalziel: This stuff does the same.

 良く出て来るためmicturateやurinateといった単語を憶えるのに適したエピソード。憶えたところで日常会話で使えるかどうかは人それぞれだが。私は殆ど飲まないし、いくら歳を取ったと言ってもまだこういった単語を使いこなすまでには弛んでいないような。そんなこと言って数年後には使いこなしていたりして・・・。

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 嬉しいことに、原作のレビューでも引用した箇所はちゃんとドラマ化されていた。医者の名前が何故か原作とは違うが。この辺はさすがにイギリスのテレビ局のドラマ作品といった感じ。ミステリ作品で多少の脚色、キャラやプロットの省略があっても、こういった笑えるやり取りはカットせずにきちんとドラマ化。

DP Ruling Passion 04
(左からDet. Supt. Andy Dalziel役のWarren ClarkeとDr. Vickery役のFred Pearson)

Det. Supt. Andy Dalziel: You know, while you're buggering about down there, you could do something useful. Tell me about diabetes, or haven't they discovered it by the time you graduated from the barber shop?
Dr. Vickery: You haven't got diabetes, Dalziel.
Det. Supt. Andy Dalziel: Good. But someone we wish to see in the course of our enquiries has.
Dr. Vickery: How do you know?
Det. Supt. Andy Dalziel: He left behind a kettle full of urine.
Dr. Vickery: What type?
Det. Supt. Andy Dalziel: I think it was a Swan.
Dr. Vickery: Not the kettle.

 おまけで原作にはないやり取りまで。

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DP Ruling Passion 05
(Det. Supt. Andy Dalziel役のWarren Clarke)

Det. Supt. Andy Dalziel: Can I put me knickers on now?

 こうして見ると、やっぱり結構太ってますな。まぁ、Dalzielは原作にはハッキリとfatと描写されているので、見た目の点でもWarren Clarkeで適役だったということだろう。ある意味、A Clockwork OrangeでのDim時代からあまり体型が変わっていないような気もするが。

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DP Ruling Passion 08
(左からJonathan Etherege役のMark BentonとDet. Supt. Andy Dalziel役のWarren Clarke)

 大分お太り気味のお二人。と言ってもイギリス人の平均からすればそれほどでもないような気もするが。さて、(役柄の上で)糖尿病なのはどちらでしょう?

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DP Ruling Passion 09
(左からDetective Inspector Peter Pascoe役のColin BuchananとDetective Superintendent Andy Dalziel役のWarren Clarke)

Andy Dalziel: Now you've got your promotion, maybe we should call each other by our first names.
Peter Pascoe: Perhaps so, sir.
Andy Dalziel: Right. Night then, Paul.
Peter Pascoe: Me name is Peter!!

 この場面もほぼ原作通り。やはりこの辺がいかにもD&Pですな。

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 そしてエンディング。原作でもドラマ化作品でも夫のPascoeだけでなく夫の上司のDalzielともやり合うことの多いEllieだが、ここでは丸く収まってのハッピー・エンド。

DP Ruling Passion 10
(左からEllie Pascoe役のSusannah CorbettとDetective Inspector Peter Pascoe役のColin Buchanan)

DP Ruling Passion 11
(Det. Supt. Andy Dalziel役のWarren Clarke)

Andy Dalziel: Dalziel the godfather, sounds just like me.

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 原作を読んでから視聴すると、若干の不満も残らないではないが、それなりに原作に忠実なドラマ化作品。そういった意味では原作を読む前に視聴した方が良いかも。

 シャーロック・ホームズやポワロのような古典的なフーダニット作品と現代の警察もののドラマのちょうど中間のような感じで、必ずしもミステリファンでなくても海外ドラマ好きにはお薦めできる作品。


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 最後になるが、Warren ClarkeはDalziel & PascoeシリーズでのAndy Dalzielが当たり役となったが、それ以外でも下品で粗野な役柄から人情家まで演じられる存在感のある名優で、見た目で9割超は決まってしまう日本では中々出て来ないタイプの役者さんだった。Dalziel & Pascoeシリーズの一ファンとしてもホントに残念。謹んでご冥福をお祈りしたい。



出演:
Joseph Morton (Carlo)
Rupam Maxwell (Timmo Mansfield)
Matthew Radford (Colin Hopkins)
Victoria Korner (Rose Hopkins)
Andrew McCulloch (Sam Dixon)
Navin Chowdhry (Police Cadet Sanjay Singh)
Warren Clarke (Det. Supt. Andy Dalziel)
Colin Buchanan (Det. Insp. Peter Pascoe)
David Royle (Det. Sgt. Edgar Wield)
Susannah Corbett (Ellie Pascoe)
Peter Blythe (Supt. Derek Backhouse)
Phillip Manikum (Det. Sgt. Crowther)
Andrew Callaway (Det. Sgt. Hamblyn)
Davyd Harries (Angus Pelman)
Meg Davies (Marianne Culpepper)
Freddie Jones (French)
Michael Pennington (Hartley Culpepper)
Patrick Ryecart (Anton Davenant)
Laurence Harrington (James Palfrey)
Anjuu Misra (Reporter)
Clare Kelly (Mrs. Cottingley)
Mary Chester (Miss Langdale)
Michael Stainton (Edgar Sturgeon)
Claude Close (Desk Sergeant)
Fred Pearson (Dr. Vickery)
Jonathan Moore (John Crowley)
Mark Benton (Jonathan Etherege)
Olive Pendleton (Mavis Sturgeon)
Karen Henthorn (Sturgeon's Nurse)
Ian Thompson (Willie Noolan)
Peter Martin (Jacko Roberts)



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個人的なメモ・備忘録・独り言

 残念だったクリスマスの約束2014だが、漸く当初のショックからは立ち直りつつあり。というか、総集編と前もって分かった上で視聴してみると、やはりそれなりの作りであった。皆との「最後のニュース」も細野氏との「Smile」もあれから何度か聴いてみたが、やはりとても良かった。舞台裏はまた今年のLIFE-SIZEでも見ないと分からないが、来年もまた気分を新たに何とか続けて制作・放送して欲しいもの。

 年末年始には例のサザンオールスターズの桑田氏の騒動とその後の謝罪もあったが、多少違和感あり。少々ふざけ過ぎた感もあったのかもしれないが、風刺もおふざけも含め、そもそもそれがサザンの特徴の一つのはず。また、やって良いことと悪いことも紫綬褒章受章如何に拘わらず変わらないはず。となれば、今回の桑田氏の言動はそんなに問題視するほど悪い(おふざけが過ぎた)訳ではないような気も。もし本当にそこまで悪いのであれば、そもそもそんなアーティストに紫綬褒章を授ける方にも問題があるはず。そんな大層な賞なのに候補者についてその程度の調査・選考しかしていないのか、という話になる。いずれにしてもどこか釈然としない話題であった。

 イスラム国の話題もボコ・ハラムの話題も嫌ですな。宗教が絡もうが絡むまいが、残虐に殺戮を繰り返したり誘拐して脅迫してみたりと人の命を何とも思わないような行動に出る輩は見ていて非常に不愉快。そんな連中の動画が最近ではYoutubeにまで上がっている。ネット社会の負の側面の一つであろうか。全く気分が悪くてしょうがない。
 ただ、こういった連中に積極的に関わって行っても百害あって一利なし。こういった人達のいる地域には近づかないのが得策だろう。自己責任論はケース・バイ・ケースで必ずしも常に賛同する訳ではないが、今回に限っては興味本位だったのか一攫千金を夢見たのか知らないが、やはり人質になった二人にどこか気の弛みや油断があったのだろう。無事救出されれば良いが。

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テーマ : 海外ドラマ(欧米)
ジャンル : テレビ・ラジオ

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Author:Idler
読んだ本、視聴したテレビ番組・ラジオ番組・音楽の感想など。やや英語の作品や洋楽、特にイギリスのコメディやミステリ作品に偏向。

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