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ポール・マッカートニー「パイプス・オブ・ピース」: Pipes of Peace (1984) - Paul McCartney

 今日主に紹介するのはPaul McCartney(ポール・マッカートニー)のPipes of Peace(邦題「パイプス・オブ・ピース」)。Now That's What I Call Music IIの第二巻最後の曲。

 この曲は幸いにも当時現地でリアルタイムで聴けた。もちろんTop of the Pops(TOTP)を通じて。


Pipes of Peace


 このPipes of Peaceが一位になってそのPVが放送された時のTOTPで11位に食い込んで放送されたのが次の曲。





 曲はJohn LennonのNobody Told Me。もちろんこの時既にJohn Lennonは亡くなっていた。Wikipediaによると、元々はRingo Starrのアルバムのために書かれたものとかで、John Lennonの不慮の死により未完成のままだったものをオノ・ヨーコが完成させてリリースしたんだとか。

 この時のTOTPで以下に紹介するPipes of Peaceは見事に一位を獲得する訳だが、その際オノ・ヨーコと今思うとまだ小さいSean Lennonだったのだろう、Pipes of Peaceが一位になったことについてコメントしていたような記憶がある。


 で、放送されたPipes of PeaceのPVがこれ。





 < All round the world
  Little children being born to the world
  Got to give them all we can till the war is won
  Then will the work be done

  Help them to learn (help them to learn)
  Songs of joy instead of burn, baby, burn (burn, baby, burn)
  Let us show them how to play the pipes of peace
  Play the pipes of peace >

 < What do you say? (what do you say)
  Will the human race be run in a day? (in a day)
  Or will someone save this planet we're playing on?
  Is it the only one? (what are we going to do?)

  Help them to see (help them to see)
  That the people here are like you and me (like you and me)
  Let us show them how to play (how to play)
  The pipes of peace (pipes of peace)
  Play the pipes of peace

  I light a candle to our love
  In love our problems disappear
  But all in all we soon discover
  That one and one is all we long to hear >


 当時から強く印象に残ったPV。と言っても当然まだガキだった私にPVのストーリーの背景が分かる訳もない。どうしてPaul McCartneyが異なる軍服を着て一人二役を演じているのか、どうして戦争について歌われそのPVで兵士が戦地で握手したり写真を交換したりボールを蹴っているのかはサッパリだった。

 これは冒頭のFrance, 1914 Christmas Dayという記載が全てを物語っている。つまり、これは第一次世界大戦が開戦した1914年のクリスマス期間に実際に起こったChristmas truceとして有名な出来事を描いたもの。Christmas truceについては詳しくはWikipediaに譲るが、この期間中あちこちの戦闘地域では停戦状態となり、イギリス・フランスの連合軍とドイツ軍とは無人の緩衝地帯で食料や贈り物を交換し、共同で埋葬や捕虜交換を行ったり、場所によってはクリスマス・キャロルを歌う男たちがサッカーに興じる場面もあったという。残念ながら非公式の停戦状態だったため、戦闘状態がずっと続いていた地域も多く、また翌年からは戦闘が激化したこともあってこのクリスマス期間の停戦状態が見られることは殆どなくなってしまったらしい。

 私はまだ鑑賞していないが、このChristmas truceについてはRichard Attenborough(リチャード・アッテンボロー)監督作品Oh! What a Lovely War(邦題「素晴らしき戦争」)や、Joyeux Noël(邦題「戦場のアリア」)といった作品で映画化もされているらしい。そう言えばリチャード・アッテンボローも今年亡くなったんだったっけ。追悼記事を書くほど作品を知らないのでスルーしていたが、今年中にレビューしている時間があるかどうか。

 今年は第一次世界大戦の開戦から100年ということで、第一次大戦関連の作品を多くレビューする予定だったが、その開戦からちょうど100年くらいの時期の夏に仕事にも支障が出るくらい体調を崩してしまいワールドカップの試合をテレビで観戦しただけで終わってしまった。まぁ、ワールドカップは見られたというだけでも、ある意味非常に充実した夏ではあった訳だが。


 第一次世界大戦中に実際に起きた束の間の奇跡について約70年後に取り上げた作品をその約30年後、つまり元々の出来事からほぼ100年後にレビューするのも何かの縁だろうか。


 作詞の面では個人的にJohn Lennonの方により際立った才能を感じるが、この作品を含め幾つかの作品に見られるようにPaul McCartneyの作詞の才能も中々のもの。

 これはイギリスでPaul McCartneyがソロ・アーティストとして一位を獲得した唯一の曲だそう。ちょっと意外な感じも。まぁ、ソロになってからのPaulの曲の中では大好きな一曲なので個人的には納得であるが。改めて聴いても歌詞・メロディ共にシンプルで力強いとても良い曲だと思う。

 あの第一次世界大戦中の1914年のクリスマス期間に実現した束の間の停戦から約100年を記念して、この機会に是非改めてこの名曲を。


 さて、よく考えてみるとNow That's What I Call Music IIに続くNow That's What I Call Music 3、Now That's What I Call Music 4も1984年に発売され私にも馴染み深い曲が何曲か収録されているが、取り敢えずNow That's What I Call Music IIに収録されている曲のレビューが終わったので、ここで小休止して残りについては取り敢えず保留。



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読んだ本、視聴したテレビ番組・ラジオ番組・音楽の感想など。やや英語の作品や洋楽、特にイギリスのコメディやミステリ作品に偏向。

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