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追悼Sam Kelly - The British Are Coming (1982) - 'Allo 'Allo! Series 1 Episode 1

 今日から数日間続くであろう記事はSam Kellyの追悼特集。Sam Kellyの訃報を伝える記事はコチラ

 実際に亡くなったのは6月。先のRoger Lloyd Packの追悼特集に続いてまたまた追悼特集になってしまったが、残念ながら今後もあと少しは追悼特集が続く予定。

 日本でSam Kellyの名前を知っている人は先日のRoger Lloyd Pack以上に少ないように思うので、彼自身の略歴の説明は出来るだけ手短に。

 コメディの分野で特に評価の高かったcharacter actor(性格俳優)。代表作は今日から紹介する'Allo 'Allo!でのHans Geering役とPorridgeでの'Bunny' Warren役。


Allo Allo E01 00
(左からNorman Stanley Fletcher役のRonnie Barkerと'Bunny' Warren役のSam Kelly)


 それ以外の出演作としては、ミステリではチョイ役だがこのブログでも紹介したInspector Morse(モース警部)シリーズの一話Second Time AroundでWalter Majors役として出演しており、フロスト警部やポワロでも出演作があったはず。

 その他にはMartin Chuzzlewitへの出演、そしてPorridgeの後にフロスト警部以外でもMicawberでDavid Jasonと共演している。


Allo Allo E01 01
(左からWalter Majors役のSam KellyとChief Inspector Morse役のJohn Thaw)


 コメディの分野では、The SweeneyでJohn Thawの相棒だったDennis Waterman主演のOn the Up、そしてBlack Booksにもチョイ役で出演していたと記憶している。


Allo Allo E01 02
(左からSam Jones役のSam KellyとTony Carpenter役のDennis Waterman)


 このブログではPorridgeのシリーズ1を紹介後に放置したままだったので、Sam Kellyの追悼特集としてPorridgeのシリーズ2を紹介することも考えたが、残念ながらSam Kellyが演じた'Bunny' Warrenが必ずしも全エピソードに出演している訳ではないため、今回はこの'Allo 'Allo!のシリーズ1の方を紹介することに。

 'Allo 'Allo!は1982年から1992年にかけて全9シリーズ85話が制作・放送された。脚本は元々はJeremy LloydとDavid Croftのコンビで、シリーズ7からDavid Croftが降りてJeremy LloydとPaul Adamのコンビに。
 言うまでもなくDavid Croftは英国sitcomの世界では屈指の脚本家・プロデューサーであり、Jimmy PerryとのコンビでDad's Army、It Ain't Half Hot Mum、 Hi-de-Hi!等の脚本・制作を担当し、Jeremy Lloydとのコンビでは他にFrank Thorntonの追悼記事で以前に紹介したAre You Being Served?といった作品がある。

 例の2004年に行われたイギリスのシチュエーション・コメディの人気投票(Britain's Best Sitcom)ではこの作品は13位にランクインしており、英国sitcomを代表する作品の一つということができよう。


Allo Allo DVD S1-2
(左からRené Artois役のGorden KayeとEdith Artois役のCarmen Silvera)


 舞台は第二次世界大戦ドイツ軍占領下のフランス。カフェを営むRenéは妻のEdith、ウェイトレスのYvette、Mariaらと共に陰ではナチスに対抗するフランスのレジスタンス運動(French Resistance)に協力しながらも表向きは顧客のドイツ軍兵士らと友好な関係を築いていた。ある日を境にFrench Resistanceによってカフェがイギリス軍兵士の逃亡を助ける拠点の一つに選ばれたため、止む無くその活動に手を貸すRenéとその周囲のドタバタ劇(farce)を描いた作品。

 ドイツ軍と友好関係を保ちつつ物資の供給を受けるためYvetteとMariaは時折セックスの相手も務め、またRené自身も妻のEdithに隠れて二人とそれぞれ別々に関係を持っているという設定。そのため自ずと下ネタ、エロネタが多くなっているのも特徴。これが度を過ぎると単に安っぽくお下品でお下劣なだけの作品になり下がってしまうが、絶妙なバランスでそうはなっていないところが脚本家のセンスとも言えようか。

 先に紹介したJeremy LloydとDavid CroftのコンビによるAre You Being Served?同様やや古さを感じさせるが、今見てもかなり面白い。多少下ネタが多くおバカ過ぎるのが私の個人的な好みからはやや逸れるが、エロネタの多いドタバタ劇ということで万人にそこそこ受ける作品だと思う。


 一つだけ、初めてこの作品を視聴する方がとまどい面喰ってしまう可能性がある点について。

 この作品に出て来る登場人物は全員英語を話す。イギリスのsitcomなのだからそれは当然。ただし、登場するキャラの多くが多少変な訛のある英語を話す。また、一部の人達の間では会話が通じないといった場面が見られる。
 これは、ドイツ人・フランス人とイギリス人との間では会話が成り立たないという設定になっているため。イギリス人(のキャラを演じている俳優さんたち)がネイティブらしく流暢な英語を操る中、ドイツ人・フランス人(のキャラを演じている俳優さんたち)は変な訛のある英語を話しており、この二者間での意志の疎通は図れていないというわけ。言うまでもないが、実際にこの作品のキャラを演じているのはイギリス人俳優がほとんど。


 今日紹介しているこのシリーズ1の第一話はYoutubeでも視聴することができる。この第一話はパイロット・エピソードということで、通常より尺が長く30分強の作品となっている。一応以下に埋め込み。





 どうやら別々の人がそれぞれ'Allo 'Allo!のエピソードをYoutubeにアップしているようだが、一方は何故か音声が籠っていてキャラの本来の声と多少違って聞こえるし、上に貼り付けた方では何故かアスペクト比がおかしいのか映像が枠内に収まりきっていないようで。


 以下はそれほどネタバレにならない程度の第一話のあらすじ。

 < - ドイツ軍と取り敢えずの友好関係を築いているカフェの経営者Renéはある日French ResistanceのMichelleの訪問を受ける。一方、比較的平穏な状況が続いていた地域で密かに絵画や骨董品等を略取して隠し持っていたドイツ軍のColonel Kurt von StrohmとCaptain Hans GeeringはゲシュタポのHerr Otto Flickの突然の登場に慌てふためくが - >


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Allo Allo E01 03
(Edith Artois役のCarmen Silvera)

René: Michelle, this is my wife, Edith. I have told her everything.
Michelle Dubois: Will she talk?
René: Incessantly. But not about anything important.

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Allo Allo E01 04
(左からYvette Carte-Blanche役のVicki Michelle、René Artois役のGorden KayeとMaria Recamier役のFrancesca Gonshaw)

René: This is Yvette and this is Maria.
Michelle Dubois: Are they with us? Do they understand the need for secrecy?
René: They will give nothing away, (indicating Yvette) especially this one.

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Allo Allo E01 06
(Lieutenant Hubert Gruber役のGuy Siner)

René: Are you one of them?
Lt. Hubert Gruber: Well, it... it was very lonely on the Russian front.

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Allo Allo E01 05
(Captain Hans Geering役のSam Kelly)

 上のRenéとLieutenant Hubert Gruberの会話に続いてJack Haig演じるRoger Leclercが登場する一連のやり取りのシーンと並んで、今では'Allo 'Allo!のclassical momentsの一つとなっているシーン。ゲシュタポのHerr Otto Flickを前にしてCaptain Hans Geeringが股間に隠し持っていた鳩時計が鳴ってしまう。

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 以下はYoutubeで見つけたComedy Connectionsでの映像。Comedy Connectionsは毎回イギリスの歴史に残るsitcomを取り上げ、如何に番組の脚本家やプロデューサー、俳優陣が集まり番組が作られて行ったのかを人間関係を中心に紹介する番組。





 この番組(ここでは実際にはPart 4の映像)で、社交辞令もあるだろうがSam Kellyはこの'Allo 'Allo!という作品をシリーズ4の途中で降板したことを後悔していること、またその降板の理由についても語っている。それによると、視聴者の彼に対するイメージが'Allo 'Allo!での役柄で固まってしまうこと(typecast)を恐れたとか。そう言えば確かあのRonnie BarkerがPorridgeを降りたのもそれが理由だったような。
 実際、Sam Kellyにとっては'Allo 'Allo!でのHans Geering役が最も有名な役の一つとはなったもののそれはあくまで代表作の一つであって、彼が途中でこのシリーズ作品を離れたことで役柄に幅が広がったというか、'Allo 'Allo!での役のイメージに縛られることなく、その後も順調に俳優活動が続けられたのだと思う。逆に悪く言うと、実は'Allo 'Allo!の他の出演者には'Allo 'Allo!以外の代表作がない俳優・女優も多い。あまりに'Allo 'Allo!で演じた役のイメージが固定化してしまったことも一因であろう。もっとも'Allo 'Allo!はかなりの大成功を収めた作品なので、代表作がこれ一作である俳優さんも食うには困らない生活が出来ているようではあるが。


 最後になるが、Sam Kellyは潰しのきく貴重な俳優さんだった。ホントに残念。謹んでご冥福を。

 あと数日は追悼の意を込めてこんな調子で'Allo 'Allo!のシリーズ1のエピソードを紹介する予定。'Allo 'Allo!自体は上にも書いたようにちょっとおバカでエロネタ満載のドタバタ劇なので、あまりイギリスのシチュエーション・コメディーに馴染みのない方でも取っ付きやすいかもしれない。


出演:
Gorden Kaye (René Artois)
Richard Marner (Colonel Kurt von Strohm)
Sam Kelly (Captain Hans Geering)
Vicki Michelle (Yvette Carte-Blanche)
Francesca Gonshaw (Maria Recamier)
Kirsten Cooke (Michelle Dubois)
Jack Haig (Roger Leclerc)
Carmen Silvera (Edith Artois)
Rose Hill (Madame Fanny)
John D. Collins (Flying Officer Fairfax)
Nicholas Frankau (Flying Officer Carstairs)
Guy Siner (Lieutenant Hubert Gruber)
Kim Hartman (Private Helga Geerhart)
Richard Gibson (Herr Otto Flick)
Richard Cottan (Claude)



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個人的なメモ・備忘録・独り言

 プレミアは相変わらずSouthamptonが好調を維持。どこまで行くんだろうか。今季はてっきりChelsea、ManCの優勝争いで、Arsenalはいつも通りギリギリ4位を確保して、残り一つの枠をManUとLiverpool、Spurs辺りが順当に争うものだと思っていたが、もしかしたらSouthamptonがSpursより上位で終了したりして。監督はじめあれだけのレギュラー・クラスの選手を放出したのに。今はPellegrini、Wenger、Rodgersやvan Gaalの解任の噂やそれを求める声が週替わりのように順番に紙上を賑わせているが、いずれはPochettinoにもそんな声が上がって来るかも。まぁ、今季の他チームやSpursの昨季と比べると今季のSpursはそれほど選手を補強していないので、今のところ目立たないではいるようだが。

 それにしてもプレミア勢はチャンピオンズ・リーグで苦戦してますな。まぁ、プレミアの下位・中位のチームがあれだけ強くて、しかもスペインの2強とバイエルンがいてチャンピオンズ・リーグでも優勝はもちとん上位進出も難しいとなると、プレミア・リーグの優先順位の方が上がって来るのもしょうがないか。

 ちょっと前のネタになってしまうが、龍谷大学の文学部教授による他の論文からの盗用が明らかになって懲戒解雇というニュースがあった。その前に勤めた京都府立大、神戸市外大では名誉教授号まで受けてたそうだが、それも剥奪されたとか。アホですな。
 こんな人に教育されていた学生は訴えを起こしたりしないんだろうか。まぁ、すぐ懲戒解雇したり名誉教授号剥奪するところなんかは大学側の対応が速いということになるんだろうが、そもそもそんな人を雇用した大学側にも問題はあるような。ただ、今回も内部告発みたいだし、ちょっと分野が違うと分からないものなのかもしれない。逆に近くの人は自分の損得も充分に考えた上で動くんだろうが、今回もやはり知ってる人は知ってて黙っているんだろうというのが証明されたようなケースだった。
 小保方さんの件で世間から学者の論文の盗用・捏造等の問題が注目されるようになったが、今回の教授には92年頃の論文から疑問視されているようで、表に出ないだけで氷山の一角で且つずっと昔からあるところにはある問題なんでしょうな。

 エボラは取り敢えず米国の看護師も陰性だったりスペインの看護師も快復しているようで何より。それにしても魔女狩りじゃないが、現地に赴いた人に対して世間の反応は冷たいですな。もちろん細心の注意がいることではあるが、素人が動き回るのと違うのだから、発症していない限り連絡が取れている限りは問題ないと思うが。このレベルの人は行動も追跡できるし。問題になるのは医療関係者じゃない一般人が感染した場合。空港でも申し立ても性善説によっている状況では現地で収束しない限りは暫くは陽性の人が入国するリスクは高いんだろう。それを防ぐためにも一刻も早く現地では収束して欲しいものだが。

 ノーベル賞受賞の中村教授と日亜化学のやり取りは不謹慎かもしれないが面白かった。まぁ、表に出て来ない当事者にしか分からないところでいろいろあるんだろう。科学・技術分野での業績と人柄とは相関関係は一切ないだろうからそういうこともあるだろう。理研の野依さんだって、名大の学長になりたかったにも拘わらずあまりに人望がなくてダメだったという噂を聞いたことがあったが、今回の理研の対応で「なるほど」と何度となく思わされたし。

 円安は、今のところ個人的には良いことなし。物価は全般的に上がったような気がするし、消費税増税の影響か、支出はやはりかなり増えたような。そう考えるとアベノミクスでは全く良いことありませんな。政治家も全体の議員数削減と共に、二世議員、5、60歳以上の議員の人数制限でもすれば少しはまともになるんでしょうが、まぁ、そんなこと政治家に期待できるはずもなく。

 やはり報道されるのは暗いニュース、衝撃的なニュースばかりなので、こうしてみると、ぶつぶつつぶやいてばかりいるとネガティブな感想ばっかりになってしまいますな。Twitterやる人達もネガティブな感想ばっかりなんだろうか。

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読んだ本、視聴したテレビ番組・ラジオ番組・音楽の感想など。やや英語の作品や洋楽、特にイギリスのコメディやミステリ作品に偏向。

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