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G・K・チェスタトン「サラディン公の罪」: The Sins of Prince Saradine (1911) - G. K. Chesterton

 今日紹介するのはG. K. Chesterton(G・K・チェスタトン)原作のFather Brown(ブラウン神父)シリーズ第一作の短編集The Innocence of Father Brown(邦題「ブラウン神父の童心」)所収のThe Sins of Prince Saradine(邦題「サラディン公の罪」)。

 チェスタトンの著作の多くは著作権が切れているのかネット上で無料で読める。この短編集はいろんなファイル形式で、例えばコチラで入手可。「サラディン公の罪」単独でウェブ上で読むなら例えばコチラで。

 邦訳は、例えば創元推理文庫の「ブラウン神父の童心」(中村保男 訳)として入手可能。


ブラウン神父の童心


 何とも妙な話。Flambeauだけでなく、いつになくブラウン神父まで多少凡人化することで面白くなっているような感も。

 前半はFlambeauがブラウン神父を乗せて長閑にボートなど漕いで"Two men in a boat"状態。ブラウン神父ものはどうもリアリティーに欠ける話が多いが、これは元々どこか幻想的な、非現実的な雰囲気が全体的に漂う作品。

 < "By Jove!" said Flambeau, "it's like being in fairyland."
  Father Brown sat bolt upright in the boat and crossed himself. His movement was so abrupt that his friend asked him, with a mild stare, what was the matter.
  "The people who wrote the mediaeval ballads," answered the priest, "knew more about fairies than you do. It isn't only nice things that happen in fairyland." >

 こうしていかにも何かを予感しているような雰囲気を漂わせつつも、この作品のブラウン神父はどこか抜けているというのか、ちょっとぼんやりした感じ。まぁ、当然ながら最後でちゃんと辻褄は合わせて来るのであるが。

 トリックそのものは何てことはないと言ってしまえばそれまでだが、これまでの作品とは若干視点が異なるせいか、中々楽しめた。ブラウン神父のキレがイマイチな作品もたまには良いかも。



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日々の個人的なメモ・独り言(備忘録用)

 四国での台風12号の被害も凄かったが、台風11号による三重県の被害も相当なものになりそうな。異常気象が日常のことと化してもう久しいが、一体日本のどこに住めば自然災害が一番少なくて済むものやら。仕事さえあれば、というかもっと言えば仕事をしないで済むのであれば、欧米で比較的気候が穏やかなところにでも移り住めたら良いんだが、夢のまた夢ですな。宝くじはいつになったら当たるのやら。

 今日は長崎に原爆が投下された日だが、数日前の広島での安倍首相のあいさつで、昨年のものをコピペしたのでは、という疑いがあるとかいうことで盛り上がっているそう。もし本当ならとんでもないことである。というのが正論なんだろうが、これはある程度しょうがないとも思うし、実際コピペしているんだろうと思う。そもそも首相が自分で文面をしたためている訳でもないだろうし。
 被害者の人達からすれば許せないかもしれないが、靖国参拝だってこういう挨拶にしたって、残念ながらパフォーマンスであり政治活動、つまりは仕事の一環なのであるから、もう少しうまくやれよ、陰で実際に仕事している人ももう少し気を抜かずにやれよ、とは思うものの、それ以上のことを安倍首相なり自民党でも民主党でも政治家に期待する方が無駄と言うもの。そもそもこんなこと、今に始まったことでも日本に限ったことでもないだろう。

 思わずYes Ministerのエピソードを思い出してしまった。



 コピペと言えば、理研は笹井氏死後にいよいよ大変で研究が手につかない人が出ているとか。これは実際そうだろう。理研はSTAP細胞以外の研究をしている人が大半だろうし。かと言って、理研の側で「静寂な環境を」と言うのもどこかずれているように感じる。こういう時こそ必ずしも研究オンリーではない理事長なりセンター長がマスコミに対応し、検証実験を行うなら陣頭指揮を執るべき。というか、そもそもそれ以前に自分達を含めての関係者の処分・処遇をさっさと発表すべき。STAPの一件では小保方・笹井両氏が主犯・共犯だったとしても、それ以外でもコピペや研究費の不適切な取り扱い等、理研には批判されるべき点が多々あり、それらの多くは小保方氏が理研に加わる以前からの問題であることからも、詰まる所は文科省が一番悪いはずなのだが、文科省は一組織として事に当たっていた担当者の個人名も中々出て来ないので、批判の声もそこまでは届かないようで。

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読んだ本、視聴したテレビ番組・ラジオ番組・音楽の感想など。やや英語の作品や洋楽、特にイギリスのコメディやミステリ作品に偏向。

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