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G・K・チェスタトン「奇妙な足音」: The Queer Feet (1910) - G. K. Chesterton

 今日紹介するのはG. K. Chesterton(G・K・チェスタトン)原作のFather Brown(ブラウン神父)シリーズ第一作の短編集The Innocence of Father Brown(邦題「ブラウン神父の童心」)所収のThe Queer Feet(邦題「奇妙な足音」)。

 チェスタトンの著作の多くは著作権が切れているのかネット上で無料で読める。この短編集はいろんなファイル形式で、例えばコチラで入手可。「奇妙な足音」単独でウェブ上で読むなら例えばコチラで。

 邦訳は、例えば創元推理文庫の「ブラウン神父の童心」(中村保男 訳)として入手可能。


ブラウン神父の童心


 先の二つの短編同様、中々読み応えのある作品だった。が、先の二編にも増してミステリ・推理の要素が薄まっており、個人的にはそこそこ面白かったものの一般的なミステリファンにお勧めできるかどうか微妙な作品。また、これも先の二編にも言えたことだが、それに比べても更にドラマ化、特に映像化は難しい作品だな、と感じさせる点が複数あった。

 この作品中の悪役キャラも定着すればシリーズ化するに当たっては面白かったのかもしれないが、結局今作と次の短編でほぼ終わりなんだろうか。それもちょっと寂しい。

 ミステリ・推理の要素が少ない分、宗教絡み、説教臭さというのか道徳の話みたいな印象が、先の二編よりもさらに強いかも。かなり好みの分かれる作品だと思う。

 最後に、読んでいる最中にいつもながらの非生産的な妄想に没入した部分を幾つか。

 < It was a gentleman of western Europe, and probably one who had never worked for his living. >

 羨ましい。どうしてこの時代の欧州のこういった家庭に生まれなかったのだろう。

 < "Yes," he said; "it must be very hard work to be a gentleman; but, do you know, I have sometimes thought that it may be almost as laborious to be a waiter." >

 現代の日本だったら、政治家だろうが実業家だろうがニートだろうが、良い家柄の下に生まれてきた者の方がwaiterよりずっと楽な仕事ぶりでもはるかに稼ぎが良いんだろう。羨ましい限り。例の兵庫県議みたいな「誰がやっても同じ」でありながら且つ空いてるポジションがどこかに転がっていないものだろうか。


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個人的なメモ・備忘録

 オランダvsアルゼンチンは、前の試合に続いてイグアインが良い感じだった。オランダは特に前線の選手が動きが重かった。アルゼンチンの守備の良さはもちろんあったが、あまり得点が決まる感じはせず。良く言えば相当にレベルの高い潰し合いに終始した試合だった。PKは気持ちの部分と運の部分が大きいが、先の試合でvan Gaalが奇策に打って出てたまたま当たったので、この試合もそれで行くのかと思いきやvan PersieをHuntelaarと交代させてあっさり交代枠を使い切ってしまった。この采配が間違っていたとは言わないが、延長戦もかなり過ぎてからの交代で、しかもその後Huntelaarを活かすようなパスが殆ど味方から供給されなかったところを見てもかなり中途半端な印象を与える交代だった。しかも先の試合の奇策もあったのか、どう見ても正GKのCillessenが自信なげで、PK戦の結果はやる前から誰の目にも明らかだった。その流れはvan Gaalが一番手のキッカーにVlaarを指名して更に加速。前後半、延長戦を含めてややアルゼンチンの流れだったかもしれないが、それでもオランダは充分勝てる可能性のあった試合を墓穴を掘ることで無駄にした感じ。非常に残念だが、ある意味オランダらしいかも。

 個人的には欧州のオランダを応援していたが、南米開催の大会の決勝に南米勢が一つは残ったこと、そして何より3位決定戦がブラジルvsアルゼンチンにならなかったという点ではこの結果で良かったのかも。ブラジルがあの大敗から立て直すのは容易ではないが、仮に3位決定戦でアルゼンチン相手に負けでもしたら、暴動や選手への攻撃が現実のものになっていたかも。

 理研の件は相変わらず。小保方さんはもうほぼ真っ黒なんだろうが、トップの方でも調査報告に手を入れたり、かなり怪しそう。そもそも数年前にサイエンスに投稿時にES細胞混入の可能性を指摘されていた、ということだから、共著者達、特に直属の上司は偽造・捏造に直接関わっていなくても、疑問符のつく研究結果だということは充分把握した上でその後の研究やネーチャーへの投稿を推し進めていたことになる。こちらももう「限りなくクロに近いグレー」ではなく完全に「クロ」だったということか。
 いつまでこの話題が続くのかは知らないが、当面は例の号泣記者会見を開いた兵庫県議のネタで盛り上がるんだろうか。何だか呆れるやら羨ましいやら。

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読んだ本、視聴したテレビ番組・ラジオ番組・音楽の感想など。やや英語の作品や洋楽、特にイギリスのコメディやミステリ作品に偏向。

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