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G・K・チェスタトン「秘密の庭」: The Secret Garden (1910) - G. K. Chesterton

 今日紹介するのはG. K. Chesterton(G・K・チェスタトン)原作のFather Brown(ブラウン神父)シリーズ第一作の短編集The Innocence of Father Brown(邦題「ブラウン神父の童心」)所収のThe Secret Garden(邦題「秘密の庭」)。

 それにしてもイギリスにはこのThe Secret Gardenの同名の作品、類似のタイトルの作品の多いこと。それだけ向こうの人にとっては、庭というものは神秘性もあり且つ生活には不可欠のものなんだろう。もちろん日本の平均的な家庭にある庭は、一戸建てでも向こうでいう庭とは大分大きさも趣も異なる。結果的に家主にとっての庭の存在の重要性も随分変わって来るのだろう。

 チェスタトンの著作の多くは著作権が切れているのかネット上で無料で読める。この短編集はいろんなファイル形式で、例えばコチラで入手可。「秘密の庭」単独でウェブ上で読むなら例えばコチラで。

 邦訳は、例えば創元推理文庫の「ブラウン神父の童心」(中村保男 訳)として入手可能。


ブラウン神父の童心


 先の短編The Blue Cross(邦題「青い十字架」)同様、中々読み応えのある作品だった。現実的かどうかは別として、意外性のあるエンディング。ただ、これも前作同様だが、作品を読んでいても中々原作に忠実なドラマ化は難しいな、と感じさせる点が複数あった。

 推理小説作品がシリーズ化し、そしてそのシリーズが人気を呼ぶには、脇役や悪役にもヒーローや人気者としてある程度定着するようなキャラが欲しいところ。その意味でも、この作品中のキャラが、ホームズ作品でのレストレード警部、またはポワロ作品でのジャップ警部のような存在にならなかったのがちょっと残念。

 また、ブラウン神父ものの特徴でもあり、ある意味良さでもあるのだろうが、宗教絡みの話は一つ間違うと説教臭くなる。ギリギリで私には許容範囲だが、中々その辺のさじ加減も難しいところ。好みも分かれるかも。

 笑っては行けないところかもしれないが、思わず笑ってしまったセリフを一つ。
 < ... in this case (he told himself bitterly) it was not true that two heads were better than one. >


 前作同様、読み応えのある古典ミステリの短編作品をお探しの方に是非お勧めしたい作品。


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個人的なメモ・備忘録

 W杯もいよいよ準決勝。W杯も終盤になると各チームともに怪我人や出場停止の選手が増えてきたり、コンディションの調整がうまく行かなかったりしてパフォーマンスが落ちて来るので、やはりベスト16、ベスト8辺りが一番面白い。その辺りの試合をそれなりにテレビ観戦出来てとても良かった。今大会は接戦が続き、ベスト16、ベスト8では凡戦が一試合もなかった。素晴らしい。逆に一次リーグで敗退したチームの多くは、それだけ決勝トーナメントに進んだチームと差があった訳で。

 明日早朝のブラジルvsドイツは、ネイマールとチアゴ・シウバを欠くブラジルがどう戦うかが注目されているよう。ただ、確かにネイマールは今大会の顔の一人であるが、同格以上の相手と対したり追い込まれたときに力を発揮するのもドイツの特長の一つなので、ハッキリ言ってネイマール欠場がドイツ側から見てそんなに有利に働くとも思えん。今大会のブラジルは攻撃陣に以前ほどのタレントはいないようで、ネイマールの代わりに誰が入って来るのか知らないが、却って、ブラジル側の攻撃がまとまって流れるようなスムーズなものになる可能性も。寧ろチアゴ・シウバの不在が感じられるような試合になるような気がする。

 アルゼンチンのイグアインが漸く得点を決めたが、ブラジルもそろそろフッキ辺りが決めるかも。彼のコンディションが良好で後半まで動き回れるとしたらドイツとしてもかなり嫌だろう。

 普通に考えれば二人を欠いてもブラジルがやや有利なのだろうが、序盤でリードされなければ、セットプレーとフッキに気を付ければドイツも充分行けるような気もする。オランダも含め、南米開催の大会でのヨーロッパ勢の初優勝の可能性もまだあるかも。ここは、応援も兼ねてドイツに賭けてみたいところ。

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読んだ本、視聴したテレビ番組・ラジオ番組・音楽の感想など。やや英語の作品や洋楽、特にイギリスのコメディやミステリ作品に偏向。

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